最初に書くブログっぽい文章、何だろうと考えて母の誕生日の話を一つ。
そういえばこの前、というか半月前だけど母の誕生日だったんですよね。もう母も50歳を超え、いつ病気になるか分からないと言われるとしごろ。お盆に誕生日会をしようってことで、ちゃんと誕生日プレゼントを買って実家に帰省。誕生日を祝ってきました。
誕生日プレゼントって結構、迷いませんか??
昔は色々小物をあげていたのですが、母の日・誕生日・結婚記念日に毎回物を渡していたら、実家は私のあげた物ばかりになりまして。その当時は最高のプレゼントだと思ってあげるんだけど、往々にして後から見ると趣味の悪いプレゼントだったりするんですよね。例えば一時期、母がうさぎに熱中していたからプレゼントした、うさぎの陶器の置物とか、うさぎの消しゴムとか。当時は必死に買ったけど、今から見るとすごく安っぽくて家の雰囲気に合わないし、子どもっぽい。真っ白だったうさぎさんの消しゴムは経年変化で真っ黄色!!薄汚くなって正直見苦しい。でも娘からもらったプレゼント、親としては捨てるわけにはいかないと大切にしてくれて、飾られているんですよ。おかげで実家に帰る度、私のプレゼント置き場が「がらくた感」半端ない。実家に帰省する度、昔の自分が恥ずかしい。そんなわけで最近のプレゼントはできるだけ消費品と決めています。
でもね、結局消費品も難しい。消えれば何でも良いわけじゃない。
例えば消費できるプレゼントとしてメジャーなお風呂セット。
母はお風呂に凝っていて、基本的に自分が厳選したボディーソープ、バスボムしか使わない。それに、私も母も敏感肌というか、基本アレルギー体質なので、変な物を使うと肌が入浴剤や石鹸に負ける。なので、ひじょーっに、プレゼントしにくい。
次にコスメ。
コスメも母はこだわっていて、母のコスメは全てデパートコスメ。なので私がプレゼントなんて経済的に不可能。というか、デパートコスメなんて使ったことないし、よくわからない。美容部員さんの横を通るだけで緊張しすぎて汗ダラダラなのに、コスメカウンターで買うなんて緊張のあまり、茹で蛸になってなにも話せなくなりそう。買えそうもない。そういえば最近、シュウ ウエムラっていうのも、近所の人の名前かと思ったらブランド名と知って、すごく驚いた。
次に食品。
一番喜ばれるが、母の好むような食品って何かといわれれば、難しい。高血圧だから塩辛いのは駄目だし、甘い物もあんまり好きじゃないし。レストランに招待しても、母、料理上手いから、「これ真似しよう」、「これは私の方が美味しい」で、レストラン選びも難しい。でも確かに母の料理が美味しいのは間違いないし、仕方ない。
あと衣類。
消費品ではないけど、割とメジャーなプレゼント。でも、衣類って似合うと思って買っても、実際試着しないと分からない部分って多くないですか??あと、肌に触れるから相性も大事みたいな。
私も以前はパジャマとか帽子とかプレゼントしたときもありました。でも上手くいかなかった。まず、パジャマって言い方あれですけど、新品の高級パジャマよりも、着古してよれよれになった愛着のあるパジャマの方がよく眠れそうなきがしませんか?少なくとも母はそうだったようで、プレゼントしたパジャマは少し寝苦しいよう。サイズはあっていたのにね。それに帽子をプレゼントしたときについては頭の大きさは人それぞれだったようで、帽子がガバガバ過ぎてお蔵入り。残念。あと、父が母にプレゼントした服も、結構、似合わない、サイズが合わないで私に流れてくる。もちろん父公認で。
だから服って難しい。30年近く一緒にずっといる父さえ、母の服を見誤るんだから、いわんや私が分かるわけない。
そんなわけで母の誕生日プレゼントは毎回数ヶ月前から頭抱えちゃいます。調理器具も家具も雑貨も、全部母が厳選して買っているから、中途半端な物プレゼントしてもね、って思っちゃう。気持ちが大事っていっても、より喜んでもらえたらって思うのが人情じゃないですか。
もうそんな感じで色々考えた。考えに考えた。
結局、今回の母の誕生日プレゼント、悩んだ末、お花のアレンジメント&手料理にしました。平凡だけど、お花だけだったらマンネリ感あるし、手料理を振る舞うのが結局一番じゃないかと。母、食べるのが好きだからね。そんなわけで、誕生日の日、カロリー無視してフルコース作ったら大喜びしてくれましたよ。しかもがっつり系、油っこい中華。
食欲が落ちたら健康状態が不安、といいますが、この暑い夏だというのに、家族の誰よりも平然ぺろりと食べていた母。「次の日の朝にまた食べればいいや」と多めに作ったのに。圧巻だった。
いつみても母は家族内で一番超元気。
妙なダンスと歌を歌いながら毎日エンジョイしているみたい。
相変わらず母の元気さをみて、まだ後10年は元気そうだと確信。
良かった、良かった。