髪を抜いてしまうクセについて

髪を抜いてしまうクセについて

髪の毛を抜くくせについて

1.はじめに

私は以前、髪の毛を抜くくせがありました。

学校や家族の前では抜かないけれど、一人の時は自然にバンバン抜いてました。

だから、アンビリーバボーというテレビ番組で抜毛症の番組を見てすごく驚きました。

あ、あれって病気だったんだと。

当時は普通に抜いて、普通に床へ落としていましたから。

確かに今から思うと、自分の髪の毛を抜くなんて何の意味も無いし、したいとも思わないし、部屋が汚くなるから嫌だな、思います。

というか、なんで床に捨てるの!?って思うし。

今はもう抜かなくなってクセも治っています。

でも、一時期ずっと髪の毛を抜いていたせいで、今でも頭頂部の一部は禿げてしまって髪が生えてきていません・・・・・・。

また、頭頂部に痛みを感じるといったちょっとした後遺症?も残ってしまいました。

これを書いている今も、抜いていた付近がぴりぴりしています。

時々痛むんですよね。

けど、あれだけ抜いたんなら仕方ないかという気もしますね。

ということで、私が髪の毛を抜き始めたきっかけと、治っていった経過について書いていきます。

人によって髪を抜く理由は違うでしょうし、程度も違うでしょうが、少しでも参考になると幸いです!!

2.髪の毛を抜いていた理由

私が髪の毛を抜いていた理由は主に2つ。

1つ目は髪に対する強いコンプレックス

2つ目は何となく

です。

まず、私はサラサラツヤツヤのストレートで、天使の輪が出来るような髪の毛にあこがれていました。

髪がさらさらの人は何をしても可愛くみえて、いつも羨ましいなと思っていました。

一方で、私の髪の毛は太くてごわごわ。しかも癖毛。

いくらアイロンをかけても天使の輪が出来るような滑らかな髪にはならなくて、箒のようにばさばさ。

すごく嫌で嫌でたまりませんでした。

そんなあるとき、たまたま頭頂部の髪の毛を親指と人差し指で触っていると、自分の髪の中に変な髪の毛を見つけました。

表面がぼこぼこでザラザラでガタガタな髪の毛。

この髪の毛がなければ、髪の毛がサラサラになるのではないか。このざらざらな髪の毛を抜いたら、サラサラな髪の毛が生えてくるのではないか・・・・・・。

これが髪を抜き始めたきっかけです。

次第に私は頭頂部の髪の毛を触って、少しでもざらついた髪があれば抜くようになっていきました。

抜くと自分の理想の髪の毛になる気がして。また、変な髪を抜くことで、憎らしい癖毛がなくなっていくことが少し嬉しかった部分もあったかもしれません。

そうやって髪の毛を抜き始めると、今度はだんだん髪の毛を抜くことがちょっとした快感になってきました。

ご存じの通り、髪の毛は同じ頭頂部付近の髪を抜くとしても、髪の毛によってぬくときの痛みが違います。

ここで、すごく変な話なんですけれど、私は髪を抜いたときの痛みが弱いと、物足りなさを感じるようになったのです。そして、痛い、と感じたときに、妙な満足感、達成感を感じるようになったのです。

このくらいから、私の髪の毛を抜く理由は髪へのコンプレックスからではなく、何となく抜くというのものに変わっていきました。

もうこのときには、さわり心地の悪い毛を抜く、という抜く方ではなく、とにかく毎日、頭頂部付近で、痛い、と感じる、満足できる毛を抜くまで髪の毛を抜くというかんじ。

家で勉強をしていて、難しい問題があれば手遊びの代わりに髪を抜く。

加えて、抜いた髪の根本部分(毛根鞘と言うそうです)を観察して、自分の満足できる形のものが抜けるまで抜く。

完全に習慣になっていました。

そして今度は髪の毛を抜いていたことが原因か、頭皮に傷が付いて、かさぶたが出来るようになりました。

すると、髪の毛を抜くだけでは物足りなくなり、そのかさぶたを一日に何回もめくるようになりました。

さすがにこのときには親も気づいて、やめなさい、と強く怒られました。

でも止めることは出来ず、親に隠れてめくっては抜いて、めくっては抜いて・・・・・・を繰り返していました。

3.治った経緯

私が髪を抜き始めたのは大体小学校高学年ぐらいからで、高校入学時には髪を抜くクセ、かさぶたをめくるクセはいつの間にか無くなっていました。

また、今では頭皮のかさぶたも綺麗に治りました。

私は髪の毛を抜くクセが自然に治っていったので、治す方法をはっきりと書くことはできません。

しかし、髪の毛を触らなくなっていった理由はおそらく、頭皮症状の悪化、そして環境の変化です。

まず頭皮のかさぶたに関しては、頻繁にめくっていたことから、次第に傷はどんどん深くなっていき、かなり強い痛みと出血を伴うことが増えてきました。

そして、これ以上めくるとさすがにヤバイ、みたいな恐怖感を抱くようになり、できるだけ触らないでおこうと思うようになったのです。

でも、まぁそんなことは些細なこと。

一番は環境の変化でした。

中学ではいじめやら受験、本当に優しい友人との出会いなど、様々なことが一気に起きて環境がめまぐるしく変わったんですよね。

いじめられていたときは髪を相変わらず抜いていたような気もしますが、優しい友人に出会えたあとに髪を抜いていた記憶はあまりありません。

だから、友人のおかげで止められたのかもしれないな、と。

友人は、私の髪の毛のことに関して何かいったわけではありません。

ただ、一緒に居て、一緒に話して笑っていた。

それだけのことでした。

4.おわりに

当時の思い出として、髪の毛を抜くのを止めさせるために、親が怒っていたんですけれど、ほぼ意味はなかった気がします。

でも、気にしてくれていること、心配してくれていることは嬉しかった様な気もします。

さて、話が変わりますが、髪の毛を抜く理由はストレスが原因という方が多いそうです。

私は今回、髪の毛にコンプレックスがあったことを原因に挙げましたが、もしかしたら家庭や学校でのストレスが真の原因だったかもしれません。

昔は少々家庭がややこしかったし、学校でも完全にADHDやらコミュ障が原因でいじめられていましたからね~。学校にも家にも居場所がなかったからなぁ。

ちなみに、両親は私がいじめられていたこと全く気づいていませんでした。

先日、ふと私がされたいじめの内容をやっと話すことが出来たのですが、親絶句してましたよ。きっと想像以上すぎたんでしょうね。

よく、いじめられたら親に言えなんて言いますが、心がずたずたになっていると伝えられず、家では平然と振る舞ってしまうこともあります。

私だって約10年経って、やっと話せるようになったんですから。

とにかく、いじめは軽いものもあれば軽くないものもあるので、要注意。

ま、今は幸せなんで良いんですけれど。

治った経緯に関しては、もしストレスが髪の毛を抜く原因なら、そのストレスを取り除いてやることが大切でしょうね。

私の場合は、優しい友達に出会えたことが、学校や家庭のストレスから遠ざけてくれたのかもしれません。

あと、もし髪質がコンプレックスで抜いてしまう方がいたら、思い切って縮毛矯正したり、自分にあうシャンプー、ヘアオイルを探してみてはどうでしょうか。

私も色々と試行錯誤した結果、かなり髪がまとまりやすくなって、ずいぶん髪に対するコンプレックスが払拭されましたからね!!

ということで少し最後、話がそれてしまいましたが、思い浮かんだので書いてみました。

ここまで読んで下さり、ありがとうございました!!

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