ADHDにあうバイト探し

ADHDにあうバイト探し

あるアルバイトが向いているか、向いてないかはその人次第。

ぐだぐだ考えず、自分がやりたいことをやってみるしかない。

1.はじめに                      

ADHDでもバイトができるかというと、間違いなくできます。

しかし、どんなバイトでも上手くいくかと言えば違います。

じゃあどんなバイトなら上手くいくか、というと正直に言って人それぞれ。

だから、先に言いますが「このバイトがオススメ!!」だなんて私にはそんな無責任なことは言えません。

確かに、バイトを選ぶとき、

『自分が何のバイトに向いているかなんて分からない、誰か教えて欲しい』

という気持ちになりますよね。

でも、人に頼ったところで、本当に自分に向いているバイトには出会えません。

だって『ADHDの人』といっても人によって症状も違えば、性格も得意なこともバラバラ。人によってあうバイトも様々だからです。

しかし、自分にあうバイトを見つける方法はあります。

それは、自分にあったバイトをしたいのなら何となくバイトを探すのではなく、「どんなバイトをやってみたいか」ということを自分で考え、その「やってみたいと思ったバイト」をやること。

簡単ですよね。

でもそのようにバイトを探さないと、バイトを初めてもすぐバイトをやめ、また新しいバイトについて、またやめる……といった悪循環を永遠にさまよい続けることになります。

2.ADHD向きバイトの選び方        

ADHDの人がバイトをする際には、まず自分の「バイトをやってみたい」という気持ちがなにより大事です。

なぜなら、ADHDの人は元々ドーパミンの量が不足しているので、自発的な「バイトをやってみたい」という気持ちがなければ、早期にやる気を失い、バイトにつまずいてしまうからです。

また、例えやりたいという熱意や気持ちはあっても、仕事に向き不向きがあり、やはり上手くいかないバイトもあります。

そのようなときは、バイトを変え、もっと自分にあうバイトを探すことを考えなくてはいけません。

したがって、ADHDの人がいきなり長期バイトを契約するのは言語道断。

バイトをするならどんな業種であれ、まずは短期バイトからが鉄則です。

だってもしバイトが自分に向いていない仕事でしたら、たくさんのミスをし、バイト先に迷惑をかけるだけではなく、ストレスを抱えて辛くなってしまうじゃないですか。なのに長期バイトだとやめにくくて、どんどん追い詰められるばかり。

かといって、クビになったらなったで、打ちのめされすぎて立ち上がれなくなってしまうのではないでしょうか。

したがって、まだ何のバイトが自分に向いているか分からない場合、向いてないと分かれば、無理せずやめられるような、短期や単発のバイトを選ぶべきです。

また、最初から「向いていないバイトは絶対に避けたい」というように、過度にバイトをやめてしまうというトラブルを恐れ、最初から「自分にはこのバイトが向いているかな」「これは向いていないかな」などとあれこれ深く考え込まない方がいいと思います。

もちろんある程度、自分は体力的にこの仕事は無理だとか、単調な仕事が苦手だから無理だとか、考える事は大事だと思います。

しかし、実際に仕事をしないと分からないことが多いですし、もしかしたら自分に向いていたかもしれないバイトを「きっと自分には向いてない」と早合点をして、大きな損をしてしまうかもしれません。

向いてないと思えば、すぐやめればいいんです。やめるのは割と簡単ですから。

あれこれ、思い悩まなくて大丈夫。

だからまずは自分の直感を信じ、興味を持ってやってみたいと思ったなら、そのバイトをしてみる。そしてあわなかったらやめる。

ADHDの自分にあうバイトかどうかなんてやってみなくちゃ分からないですから、考え込んでしまうと堂々巡りになって精神的に追い詰められるので、気楽に行くことが大切。

あまり深刻に考えず、『気楽に自分にあうバイトを探そう』という心構えで探すことをオススメします。

3.最後に 

もし自分が「やってみたいと思ったバイト」が本当に自分にあっていたなら、間違いなくバイトを続けられますし、バイトが苦痛になることもないでしょう。

私の場合、運良く自分にあったバイトを見つけることができ、バイトがある日は朝から仕事が待ち遠しくてたまりませんでした。

さて、ちょっと飛躍的ですが、私は自分にあうバイト、楽しいと思えるバイトを見つけられて本当に良かったと思っています。

なぜなら、はじめは単なる自分にあうバイト探しですが、最終的には自分が生きていく道しるべを得るチャンスになったからです。

というのも、そうやって自分に合うバイトを探しているうち、そのうち自分は何が得意で何が苦手か、良く理解出来るようになってくるじゃないですか。

そうやって自分の特性を良く理解出来るようになっていくうち、そのバイトの先に自ずと自分が打ち込むべき分野や進むべき将来の道が分かってきて、より自分にあった環境を見つけやすくなったんですよね。つまり、かなりADHDによる負担が減ったんですよ。

思いがけず、バイト探しは自己理解につながり、将来自分が生きやすい環境を作り出す土台になったんですから、自分にあうバイト探しもなかなかいいものです。

ということで、皆さん1人1人、自分にあうバイトが見つかることを願っています!!

ADHDブログカテゴリの最新記事