【簡単診断】ADHD3つのタイプ

【簡単診断】ADHD3つのタイプ

ADHDには3タイプあります。その症状の違いを具体的に解説。簡単にADHD診断ができるチェックリスト付き。

1.ADHDの3タイプ

ADHDの3タイプ

ADHDのタイプは3つあり、そのタイプによって症状の現れ方が異なるため、安直にADHDであるかどうかを判断することは難しいです。

なぜなら、同じようにADHDと診断された人がいたとしても症状のタイプが互いに違った場合はおなじADHDにみえないからです。

前に述べたように、『①不注意②多動性②衝動性』を発症した組み合わせによってADHDには3つのタイプがあります。

Ⅰ. ①不注意のみをもつ(ADD)

Ⅱ. ②多動③衝動性をもつ

Ⅲ. ①不注意②多動③衝動性をもつ

(※便宜上それぞれのADHDのタイプに番号を割り振っています)

例えば、ⅠのタイプのADHDであれば、忘れ物やケアレスミスが多すぎて会社に多大な迷惑をかけてしまうかもしれません。

ⅡやⅢのタイプのADHDであれば、不注意や衝動性によって、車を運転する際、交通事故やスピード違反を起こしやすいかもしれません。

自分や周りの大切な人のADHDのタイプを見極めれれば対策をすることができるので、症状による弊害はずいぶんと軽くなります。

特に不注意による症状よりも、衝動や多動の症状は分かりやすい為に、不注意の症状を示すADHDが見逃されたり、軽視されてしまったりする可能性があるので注意してください。

ADHDは、自分に合ったことに対して驚異的なな集中力と執着力を発揮することができるという強い長所があります。

それを存分に活かすためにも、自分のADHDのタイプにあわせた対策を考えることは重要だと思います。

2.ADHDタイプ診断

ADHD診断

では、自分がどのタイプのADHDかチェックしてみましょう。

これは、私が考えたもので、病院に行くのはちょっと・・・・・・という方の参考になれば良いなと思い、作りました。

絶対的な診断ではありませんし、本当に自分がADHDか気になるなら、病院への受診をお勧めします。

オレンジの質問は7つ、緑は7つ、青は6つありますので、自分と大体近い質問、または心当たりがある質問がいつくあるか、それぞれの色についてかぞえてください。(例:オレンジ:2つ 青:4つ 緑:0つ)

結構長いので覚悟してください(笑)

それではいきます。

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ADHDの3タイプ

おしゃべりしていると話題が次々に変わっていくので、周りの人に「疲れる」、「今、あなたは何の話をしているの?」といわれる。

また、まれに自分でも何の話をしているか分からなくなる。

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忘れ物をしないため、通学鞄・通勤鞄が周りの人より明らかに重い。

忘れ物が多いので、鞄には大体のものは全て入っており、家では鞄から物をほとんど出し入れしないように心がけている。

特に書類忘れ、プリント忘れをしやすいので、宿題や提出などを除けば、ファイルに入れたプリントは学期が終わるまで、鞄から一切出さないようにしている。

また、鞄整理すると次の日何かしら忘れてしまい、掃除したことを後悔することがある。

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ADHDの3タイプ

家事をしているとなかなか片付かない。

例えば、昼下がりに床掃除をはじめたとする。

しばらくして、ふと、整理整頓されてない棚が目に入る。

床掃除より棚掃除が優先だと思い、棚の物をいったん全て床に取り出して片付け始める。

数時間たち太陽が沈む。

しかし、棚掃除はまだ終わっていないいない。

というのも、棚を整理整頓し始めたが、途中でスマホを触ったり、水回りの掃除などをしたせいで、中途半端になってしまい、棚の物が一部床に散乱。

さらに床掃除も途中で中断したため、床にはモップや掃除機が放置。

早く寝ようと急いで掃除を始めるも、またスマホを触ってしまったり、違う作業をしてしまうため、結局、徹夜して朝の5時まで掃除する羽目に。

あるいは、途中で掃除にあきてしまってそのまま寝てしまうか、とりあえず棚に物を突っ込んで寝てしまう。

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ADHDの3タイプ

よく物をどこにおいたか忘れてしまい、部屋の中を探し回る。

なくす物の代表格は、めがね、スマホ、時々財布。

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1週間中、5日学校,または勤務先に行くとしたら、3日は1~5分くらい遅刻し、残りの2日はぎりぎり定刻に間に合うか、5日ともぎりぎり定刻に間に合う。

大きな遅刻はしないものの、毎回遅刻や定刻ギリギリなので、毎回反省をする。

また、反省はするがなぜかいっこうに改善しない。

10分前に目的地(教室、勤務先など)につくのは半年に片手で数える程。

ちなみに、イベントや友達との待ち合わせなど楽しみにしている非日常的なものには遅刻しないことが多い。

だから、毎日気の合う友達と待ち合わせするとなると、気が緩むのか、遅刻が目立つようになってしまう。

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ADHDの3タイプ

計画を立てるのは好きでも、計画通り行くことはまずない。

だいたい、計画を立てるときに見積った時間が短いせいで計画が崩れてしまう。

また、途中でやりたいことが出来て計画が崩れることもある。

ただし、グループワークなど責任がある計画の場合、プレッシャーや使命感などから、計画通りにこなせるだけではなく、計画以上の成果を出すことがある。

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計算ミスや業務上のミスが減らない。

いくら注意してもあまり効果は無い。

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ADHDの3タイプ

次の文から色変わります。

質問は3分の1終わりました。

オレンジの当てはまる質問の個数を忘れないようにどこかにメモしてください。

では、次、緑の質問行きます。

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ADHDの3タイプ

仲のいい人や家族が隣にいたら、だまっているのは居心地が悪いし、素っ気ないかなと思うのでおしゃべりをする。

時々、一方的な会話であることに途中で気づくが、こっちが黙ると相手も黙り込んでしまうので結局、一方的な会話になってしまうことがある。

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謎の独り言をしてしまうことがある。

例えば、お風呂の中で、誰かに話しかけるように

「〇〇って、△△だとおもうー」

「そもそも〇〇って△△だよねー」

と一人会話をしたり、自分の趣味について語り始めてしてしまい、家族に「お風呂の中で電話しているの??」と聞かれることがある。

また、一人で料理をしていてもテレビクッキングのようなナレーションをいれたり、一人で世間話を始めてしまうこともある。

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ADHDの3タイプ

家族や仲のいい人に電話すると長電話になることが多い。

特にテレビ電話のような、相手の顔を見ながら話す通話は長引きやすい。

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授業中、先生の話を聞きながらノートをとるだけの授業を受けるのは苦手。

最初の授業は真面目にやるが、そのうち内職をし始めたり、スマホをいじったり、家計簿をつけ始める。

大半の人は、ノートをとって真面目に授業を受けているからすごいと思うし、自分だとやることがなさ過ぎて気が狂いそうだなと思う。

ただし、自分に合う先生の授業や自分にとって面白い講義は別で、ノートをとるだけでも苦痛ではないこともある。

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ADHDの3タイプ

じっとしているのがじれったい。

例えば、自分の興味がある話題や重要な講演に行った時は、メモを片手に、常に手を動かして大事なところを一言一句聞き逃さないようにメモをする。

この時のメモは、小さなメモ書き程度のメモのとりかたではなく、尋常ではない勢いでメモしており、手を動かしていない時間がほぼ無い。

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外食などに行くと、ついきょろきょろしてしまい、ときには、斜め前の席の方向を何度も見てしまい、気まずくなる。

(自分が斜め前の人がじろじろ見るせいで、斜め前の人が居心地が悪そうにしているから)

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ADHDの3タイプ

つい、貧乏ゆすりをしてしまう。

また会議中、机の上の物の配置を変えたり、足を組み替えたりと、もぞもぞ動いてしまう。

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ADHDの3タイプ

お疲れ様です。

小休憩挟みます。

長いですよね。

心当たりのあったオレンジと緑の質問の個数、忘れるとやり直しでめんどくさいですし、小さくメモして下さいね。

では、気を取り直して、次、青の質問いきます。

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ADHDの3タイプ

言いたいことがあって人の話を遮ってしまうことがある。

また、自分の意見を押しつけすぎだと家族や仲のいい人に言われる。(※自分では、自分の意見を押しつけていないつもりなので、あまり自覚していない)

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衝動買いやまとめ買いをしてしまうことが多い。

特にセールのときは、後先考えずに沢山買ったり、高価なものを買ってしまい、後に買いすぎたことに後悔することがある。

また、その日の気分で散財し、後悔することがある。

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ADHDの3タイプ

怒っているときや、悲しいときは、誰にも止められないし、自分でも止められない。

感情が爆発すると感情を制御できなくなり、相手をや自分を傷つけたり、とんでもないことをしてしまう危険があるので、自分でも自分が怖い。

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なにかをきっかけに激しく激怒したり、悲しみに暮れることがある。

しかし、しばらくすると、また何かをきっかけに怒りや悲しみが静まるので、周りの人を振り回しやすい。

自分でも、怒りが収まればなんでそこまで怒っていたのかよくわからない。

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ADHDの3タイプ

やりたいと思ったら止められないので、自分は依存症になりやすいと思う。

例えばアルコールや煙草、パチンコなどの賭け事、ゲームなど。

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衝動的な意思決定が多い。

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以上です。本当にお疲れ様でした!!

3.チェック結果

ADHDの3タイプ

オレンジの質問は7つ、緑は6つ、青は6つありましたが、それぞれいくつ当てはまりましたか?

お気づきのように、オレンジは『不注意』系統、緑は『多動性』系統、青は『衝動性』系統の質問です。

大体、質問の半分以上当てはまったら、その症状の傾向があると考えて良いと思います。

Ⅰ. ①不注意のみをもつ(ADD)

オレンジ

Ⅱ. ②多動③衝動性をもつ

Ⅲ. ①不注意②多動③衝動性をもつ

オレンジ

自分はどのタイプの傾向があてはまりそうか、分かりましたか?

また、この診断を読んでいる途中で面倒になり、読み飛ばして下までスクロールした方、ADHDの傾向があるかもしれません。

集中力が持たず、単調な文字の羅列を読むのにあきて、すぐに面倒になってしまうのもADHDの症状の一つだからです。

4.最後に

ADHDの3タイプ

結果はどうでしたか??

他のサイトの診断を沢山やってきて、

「やっぱり自分はADHDなのかも」

あるいは、このサイトではじめてADHDのチェックをして

「自分がADHDかもしれない」

とショックを受けた方、納得した方。

いろいろだと思いますが。

ADHDである、それになんの問題があるのでしょう?

大丈夫です。

全く問題ありません。

この簡単チェックを通して、自分の苦手なことときちんと向き合うこと、それが最も大事なことです。

今までADHDのせいで沢山失敗や苦労をしてきたかと思いますが、自分がADHDでどのタイプか分かっていれば防げた失敗が多くあるはずです。

ADHDのせいでどうしても向かないことを無理に頑張るより、自分に向いたこと、自分の個性を惜しみなく活かせる分野で楽しく生きて、大成功した方が良いんじゃないかな、と私は考えています。

自分の特性を知って行動すれば、失敗を防ぐだけではなく、自分を活かせる分野を見つければ、のびのびと活躍できます。

今回ADHDだと分かった、それだけで大きな収穫じゃないですか?

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