妊活タイミングとオビドレル

妊活タイミングとオビドレル

オビドレル注射で妊娠できた私の妊活タイミングについて公開しようと思います。あくまで私の場合ではありますがどなたかの参考になると幸いです。

オビドレル注射について

オビドレルは卵巣に働きかけて成熟卵の形成を促し、排卵を誘発する薬剤です。

病院の内診にて卵胞の成熟が確認された後にオビドレルを注射することで、卵子を受精可能な状態にまでさらに成熟させることができます。

オビドレル注射後約36〜40時間で排卵が起こるとされていますから、オビドレル注射するタイミングに合わせて妊活を行うといった流れになります。

 

オビドレルは病院で処方されて腹部に自己注射するのが一般的なようですが、私の場合は病院で看護師さんに打ってもらいました。

また部位についても腹部ではなく上腕に打たれたのですが、オビドレル注射を受けた方のブログのほとんどが腹部注射で上腕に打たれた方は見当たらず……注射後に打つ場所がお腹ではないからうまくいかないのではないかと不安でした。

ですが無事妊娠できましたから、必ずしも腹部に注射しなくても良いようです。

妊活タイミングについて

先述したようにオビドレル注射後約36〜40時間で排卵が起こるのでそれに合わせた妊活が重要です。

ここで卵子は排卵後24時間しか寿命がなく、特に排卵後6時間以内が最も受精しやすいタイミングです。

排卵されて6時間後以降も受精可能ですが、たとえ受精してもその後に受精卵の発育が停止する可能性が高くなるので、やはり排卵後6時間以内の受精が望ましいです。

 

一方精子の寿命は約72時間(約3日間)と、卵子に比べて寿命は長いです。

ですが精子は射精されてから膣内へ移動しなくてはならず、たとえ運動率の高い精子であっても、射精されてから卵子の元に辿り着くまでに約5~6時間かかるといわれています。

また、精子は射精された後48時間ほどしか高い受精能を保つことができず、48時間以降はたとえ受精しても受精卵の発育が停止する可能性が高くなってしまいます。

そのため、精子も実質的には射精されてから6~48時間の間が実質的な受精可能タイミングとなります。

 

オビドレル注射後約36〜40時間で排卵が起こるので、卵子の寿命を考えるとオビドレル注射後36時間~46時間の間に膣内に精子が待ち構えているのが理想的な状況です。

もし排卵されてから妊活を行っても、精子が卵子のもとにたどり着くために移動している時間にも卵子は老化していき寿命を迎えてしまうので、オビドレル注射による妊活を行う際には逆算して妊活を行うことが重要です。

そのため、例えばオビドレルを注射する前日に妊活を1回、オビドレル注射したしたその日のうちに妊活を1回、そしてまた翌日に妊活をすれば、理論的には排卵時には精子が膣内にあるので受精する確率を高くすることができます。

ただ現実的にはいくら赤ちゃんを待ち望んでいたとしても、心身ともに仕事や家庭で疲れている夫婦がそれだけ連日タイミングを持つことは難しいと思います。

私は妊活の際には先の見えない不妊治療に追い詰められていたこともあり、疲れている旦那をたたき起こして機械的に妊活して家庭不和を起こしてしまったので……必ずしもベストなタイミングはとれずとも、それぞれの家庭の事情に合わせて無理のない妊活を……と。

 

私は正直あまりにも不妊治療が精神的にも金銭的にもストレスすぎて毎週主人に当たり散らして怒り狂っては、タイミングが思い通りにとれないと物に当たり散らしてしまったりと完全に荒れ狂いました。

夫婦関係はこれまでにないほど悪化して、離婚もよぎるほどでしたし、そんな状態で妊活を続けて無事妊娠できたとしても、夫婦の間にとても苦い思い出が残ってしまいます。

もちろんそんな時期もあったということで懐かしく思うこともありますが、お互い傷つけあうように責め合った日々は無いに越したことはありません。

妊活タイミングはシビアなので、「今日は疲れたから明日でいいや」が効かないことがあるので、切羽詰まっているとつい夫婦間で衝突してしまうこともあるかと思います。

ですが妊活で夫婦仲が悪くなっては本末転倒ですから、妊活中心になり過ぎず、お互いを思いやることを忘れないようにしたいものですね……。

おわりに

私の場合は午前中に病院でオビドレルを注射してもらう2日前に妊活を一回、オビドレルを注射してもらった当日に妊活を一回行いました。

理想的なタイミングはオビドレルを注射する前日、オビドレル注射したしたその日、そして翌日の計三回なので、理想から考えると実質的には一回しか妊活ができませんでした。

当時は主人の仕事が忙しかったのと、妊活のプレッシャーに夫婦関係も悪くなってしまっていたので、うまくタイミングを取ることができず。

年間でも11回ほどしか妊娠できるチャンスがないにもかかわらず、主人都合でタイミングが取れないことに相当怒り狂ってましたし、妊活も眠い中無理やりだったので、愛も何もない極めて事務的なものでした……。

そんなある意味、愛のない妊活で無事妊娠したので、一体妊活って何なんだろうと少しモヤモヤしながら妊娠生活を送っているので、タラレバではありますが、やっぱりもっと愛がある妊活ができていればなと思ってしまいます。

もし過去に戻れるのなら、妊活で病院に通う前に自己流の妊活を若いうちから始めて、何も悩まずに自然妊娠できていれば、と。

そうすれば不妊治療中の悪夢にうなされたり、義両親の言葉に傷つくこともなく、もっと穏やかに何のわだかまりもなく妊娠生活を幸せいっぱいに過ごせていただろうと思ってしまいます。

世の中、全てが円満に、思い通りに、とはいかないものですね……

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