
私は過度な運動や減量の影響からか、高温期を維持できない黄体機能不全に陥っていました。
黄体機能不全状態の時の基礎体温グラフと、妊娠できた際の基礎体温グラフを掲載します。
病院受診を悩んでいる方の後押しや、同じ悩みの方の参考になれば幸いです。
黄体機能不全状態の基礎体温グラフ

前提として、月経の始まった日から次の月経がはじまるまでを月経周期というのですが、平均的な女性の月経周期は25-38日といわれています。
生理開始日から数えて約14日目くらいまでは基礎体温が低い低温期と呼ばれる期間があり、月経周期の中でも最も体調がよく、ダイエットも捗るといわれている期間があります。
そして生理初日を1日目と数えて約14日目ごろに排卵され、排卵に伴ってホルモンの影響で基礎体温が高くなる高温期に移行します。
高温期は精神的に不安定になったり、腹痛、頭痛といった、月経前症候群(PMS)といわれる心身の不調が起こりやすい時期になります。
そして妊娠している場合は高温期が続きますが、妊娠していない場合は高温期が約14日で終了し月経が来るとともに低温期に戻る……といったような感じのサイクルで毎月生理が来るようになっています。
以上を前提として私が病院に行く前に記録していた、黄体機能不全状態の基礎体温のグラフは以下の通りです。
上記のグラフの横軸、月経周期の1日目が生理初日、そして31日目がその次に来た生理初日となっています。
通販で購入したドゥ―テスト排卵予測検査薬を使用したところ、はっきりとした陽性を確認できたのが生理から28日目。
基礎体温も29日目から急上昇しているので排卵日はほぼ確実に28日目が排卵日だと思われます。
ですから、私の場合は低温期が28日間続き、高温期はたった3日しか継続せず、毎月生理が来ていたことが基礎体温の測定と排卵予測検査薬によってわかりました。
低温期は約14日間、高温期も約14日続いたのち、妊娠していない場合は生理がくるのが一般的ですので、私の場合は排卵が異常に遅い上、高温期も異常に短い。
高温期が短いと妊娠しにくかったり、流産リスクが上昇するので、私のようなたった4日しか高温期を維持できない体質ではとても妊娠できる状況ではありません。
生理周期は高校生のころから30日前後とかなり安定していたので、自分のホルモンバランスにはかなりの自信がありました。
ですが、たとえ周期的に生理が来ていたとしても、自分のホルモンが正常に分泌されているかは別問題であるということを思い知らされました。
「もしかしたらたまたま今回だけホルモンバランスが悪かっただけで、来月はきちんと高温期が維持できるはず……!」と翌月も基礎体温を測って排卵日予測検査薬を使用しましたが、結果は変わらず。
高温期はやはり3日ほどしか維持できずに生理を迎え、黄体機能不全であることに気づかされました。
おわりに

規則的に生理が来ている方でも、私のように低温期が長く続いて高温期がほんの数日しか保てていない可能性があります。
黄体機能不全では妊活してもうまくいかない可能性が高く、年に12回程度しかない貴重なタイミングを知らずのうちに無駄にしてしまうかもしれません。
黄体機能不全は自覚症状がないので、毎朝の基礎体温の測定や排卵日予測検査薬を使用しないと気づくことができませんから、妊活をするならまずこの二つは試されることをお勧めします。
また、妊活アプリでは「排卵日は生理初日から数えて14日目前後」というざっくりとした予測から予想排卵日が表示されてます。
しかし、実際の排卵日はその月々によって11日目の時もいれば、17日目の時もあるので、妊活アプリによる排卵日予測は半分程度しか当たらないものです。ほぼおまじない程度のものと思って下さい。
当たるときは当たりますが、外れるときだって大いにあります。
人間は生き物ですから、季節やその時の周りの生活環境によっても排卵日は変動してしまいますし、やはり妊娠を望んでいる場合、まずは基礎体温の測定と排卵日予測検査薬の使用をお勧めします。
ちなみに低温期について、私の場合は生理が来てから3日目くらいまでは体温が高いままの体質らしく、基礎体温のグラフが少々見づらいかと思います。
生理により高温期を脱して体温が急落するタイミングには個人差があり、
①生理が来る直前から体温が下がり始めるタイプ②生理一日目から体温が下がるタイプ③生理がきてもしばらく体温が下がらないタイプ(←私はこのタイプに該当)
というように様々だそうです。
どのタイプであったにしても、生理一日目を低温期1日目とカウントして、低温期14日目前後で排卵日予測検査薬に陽性がでて、高温期が14日前後続いたならば黄体機能不全の心配はありません。