頑張らなくちゃいけないのに、頑張れない人へ

頑張らなくちゃいけないのに、頑張れない人へ

頑張らなくちゃいけない、なのに頑張れない。

そんな方、特にそんな大学生へ

結論:

頑張れないなら、まずは期限を決めて頑張ってみる。それでも頑張れないなら、今やっていることが本当にやるべき事なのか考える。

1.頑張らなきゃいけないとき

頑張らないといけないのに、頑張れないときって結構あります。

例えば私は一人暮らしの学生なので、次のようなときに頑張らなくてはいけません。

・レポートの締め切りが近づいているのに、手つかずになっているとき。

よくあるリアルな学生の悩みの種、レポート。

私の場合、何となく気が向かなくてレポートの締め切り前日まで取りかからないことが多いんですよね。結局、血眼になって徹夜で10ページ位仕上げて、毎回後悔の繰り返しをしています。

けれど何回後悔しても、レポートを少しずつ書き進めることができないんですよ。提出期限の少し前から書き始めても、結局やる気が無くてそんなに進まないから、上手くいかない。頑張れない。

あと、洗濯物などの家事だって限界がくるまで気が向かないから放置しちゃうことが多いです。

でも、どうしてもやらなくてはいけないと切羽詰まったら、急に頑張りだせるんですよね。

2.『頑張れない』の本質

突然ですが就活の面接における自己アピールで、次のようにいった人がいたそうです。

「私は物事に対して最後まで頑張り抜ける粘り強さを持っています!!例えば僕は大学で〇〇という活動をして……」

ここで面接官が次のように返答したそうです。

「それは君がその活動が好きだから頑張れたんじゃないの??好きじゃないことでも君は最後まで頑張り抜けるの??」

と。

これ、すごく本質的な質問じゃないですか??

好きなことだから頑張れる。

好きじゃないことだから頑張れない。

誰だってそうだと思います。

でも、例えいくら好きじゃなくても、自分の身に差し迫った危険や不便があると頑張れることって多くないですか??

私なら、毎週レポートを提出しなければ留年するという、学生にとってはシビアな現実があるから、前日に死ぬ気で頑張ることができます。

また、家事も先延ばししてため込むことが多いのですが、さすがに1週間洗濯物回さなければ、着る服がなくなってしまい、困り果てて、仕方なく洗濯物を回すのです。

このように、やりたくなくても最終的に出来ることには、自分の身に差し迫った危険や不便生じてしまう『後回しできる限界』、すなわち『期限』というものがついています。

レポートならレポート提出日、家事なら生活が破綻してしまうとき。

この、自分の身に差し迫った危険や不便生じてしまう『期限』が、物事に頑張れるかどうかを左右しているのです。

3.期限を征する者が頑張れる

好きなことは、「やりたい!!」という気持ちが強いため、期限がなくても最速で着手して物事を進めていくことができます。

でも、好きじゃないことについては、その「やりたい!!」という原動力がありません。

だから、好きじゃないことについては『期限』を利用して、「やらなくてはいけない!!」という危機感を原動力にしていかなければ頑張ることはできないのです。

極端に言えば、私たちは常に『期限』に追われれ、かつその『期限』に対し強い危機感をもっていれば、嫌なことも頑張り続けることが出来ます。

これをもっとマイルドにすると、こう考えることが出来ます。

普段仕事が頑張れないなら、『期限』を前倒しにすることで頑張れば良いのです。

それに、そうやって『期限』を前倒しにすれば、より効率的に仕事が出来るようになり、仕事の質だって高めることが可能になるです。

4.期限を征する者は質も高められる

例えば、私のレポートを例に取ると、締め切りが来週の月曜日なら、締め切りを今週の土曜日に前倒しにすることで、締め切り前日にバタバタすることなく金曜日にレポートを完成させることができますよね。

そうすると、実際の提出日が月曜日なので時間的な余裕が生まれます。

つまり、金曜日に必死に完成させたレポートを見直す時間的余裕が生まれるのです。

大体、徹夜で頑張って作成した資料や仕事には、いくら注意深く気をつけていたとしても、往々にして多くのミスが見られます。

なので、いくら『頑張った』としても、現実的には中途半端なものになりやすい。

そこで、早めに期限を設けることで生じた空き時間を『質を高める時間』として利用することができるのです。

この空き時間は、早めに期限を定めたから出来た余裕で、元々の期限通りにやっていれば生まれなかった余裕。

このように、『期限』を早めに設けることで、緊張感や危機感を持って早めに仕事を完成させ、さらに仕事の質まで高めることが出来るのです。

5.自分を錯覚させる方法

何度も期限を早めに設定する、と書いていますが、その期限をきめるのも、期限を予定より早いものだ、と自分を錯覚させるのも、結構簡単なようで難しいです。

なぜなら、あまり早めに期限を設定すると、負担が非常に大きくなってしまいますし、大変すぎて『もう無理だ』という諦めの方向に向かってしまう可能性があるからです。

また、自分をきちんと錯覚させていなければ、余裕を持って期限を設けているからちょっとくらい期限を過ぎても大丈夫だろう、と期限をどんどん先延ばしにしてしまい、結局本来の期限に間に合わなくなってしまいかねません。

例えば私の場合でしたら、何か資料を提出するとしたら、スケジュール帳に自分が独自に設定した前倒しの期限の日が、あたかも本当の期限かのようにマーカーで強調してしっかり、記入するようにしています。さらに、小さく本当の締め切りをぱっと見た感じ絶対に分からないような字の大きさで記入するようにしています。

そして、自分にその前倒しの期限が本当の期限であるかのように、常に行動することで、やるべき仕事の質を高めながら、本来の期限を忘れることなく、やりたくないことも頑張ることが出来るようになりました。

6.最後に

人生やりたくない事って、色々とありますよね。

やりたくなくても、ちゃんと頑張ることができるなら、頑張れば良いと思います。

でも、どうしても頑張れないことってあると思います。

それをやらないと自分がやりたいことが出来なくなるから、頑張らなくちゃいけない。

そう分かっていても頑張れない。

そういうことに関しては、私は無理に頑張らなくて良いと思っています。

だって、本当はそのやりたいことをやりたいと思っていない、あるいはよその『頑張らなくてはならないこと』がよっぽどやりたくない、ということだからです。

だから、どうしても出来ない、頑張れないことは頑張らなくて良いんですよ。

もっと他に目標となるやりたいことをやるなり、頑張れることを見つけるなりすれば良いんです。

それに、どうしてもやりたくないことを無理にやるなんて非効率ですし、限られた人生の時間がもったいないと思いませんか??

どうしても頑張れないようなことは私の頑張るべき事じゃない。けど、私が好きじゃなくてどうしてもしたくないことは誰かが好きなことあるいは頑張れること。だから、その誰かに出来ないことは任せて、自分はもっと効率的に自分を活かせることをやろう、私はそう思って生きています。

最後に。かの有名なApple社の創始者、故スティーブジョブズさんは、次のような言葉を残しています。

原文:

I have looked in the mirror every morning and asked myself: “If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?” And whenever the answer has been “No” for too many days in a row, I know I need to change something.

和訳:

私は毎朝鏡を見てこう問いかけています。「もし今日が人生の最後の日だったら、私が今日しようとしていることをやりたいと思うだろうか??」と。そしてその答えが、何日も連続して「違う」と返ってきたなら、何かを変える必要があるのです。

このスピーチは2005年に米スタンフォード大学の卒業式で行われたものです。

英語のままの方が分かりやすいと思うのですが、スティーブジョブズさんは頑張る原動力の『期限』として『人生の最後の日』を選び、それを毎日意識し続けたからこそ、自分の好きなことを常に頑張り続け、成功することが出来たのではないのではないでしょうか??

結論:

頑張れないなら、まずは期限を決めて頑張ってみる。それでも頑張れないなら、他にやりたいこと、熱中できることを探そう。

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