イライラしてしまう。とにかくイライラ。
感情のコントロールが出来なくなる発達障害、ADHD。
ADHDは良くも悪くも感情的になりやすいのが悩み。
そんな私、いま絶賛イライラして爆発しそうです。
ということで、今この爆発しそうなイライラをどう収めているのかを書いていきます。
1.はじめに
いますっごくイライラしています。
あちこちに当たり散らしそうな勢いでイライラしています。
イライラの勢いで書いているので、言葉遣いが荒いと思います、ごめんなさい。
でも、この超イライラしている時にどうイライラに対処しているかを書いた方が、より正確にイライラ対処法を書けると思うので書いていまきす。
2.イライラの原因
私の今回のイライラの原因は非常に個人的な人間関係です。
だれしも、どうしても苦手なタイプの方っていると思うんですよ。
で、今その苦手なタイプの方と色々ありまして、一方的にイライラしてます。
多分、相手側は全く私が眼中にないと思うので、ものすごく一方的な怒りです。
イライラしたって状況が変わるでもなし、事態が好転するわけでもなし。
分かっているんですよ、イライラするだけ労力の無駄でばかげていると。
でも、イライラが止まらないんですよね。
私はそういうとき、気が他のことに移るまで、意識を怒りから遠ざけるように心がけています。
当たり前のことですよね。
でも、私には怒りを紛らわせることが難しくて、やっと上手く意識を紛らわせる方法を見つけたのは大学生になってからでした。
よって昔は怒りをコントロール出来なかったばかりに、結構問題を引き起こしてきました。
具体的には、家の壁に何カ所も穴を開けてしまっていますし、家具も破壊されています。家族だって物理的に何度も傷つけてしまいましたし、怒りの感情を他人に向けに当たり散らし、人間関係に亀裂をもたらしてしまいましたから……散々です。
ということで、まず怒りを紛らわせる方法の前に、そもそもどうしてそんなに激昂してしまうのか、怒っているとき私の頭の中がどうなっているかについて説明したいと思います。
3.怒っているときの状態
怒っているときの頭の中の状態は、簡単に言うと色んな感情の濁流が頭のなかで暴れ回りながら流れている感じです。そして、その濁流が『理性』という堤防を突き破った結果、激昂する、といった感じです。
例えば私の場合、イライラしているときは頭に次々と怒りや憎しみ、悔しさ、悲しみなどの感情が次々に浮かんでは、それらが一気に頭の中に流れ込んできています。
そして、その洪水のように押し寄せてきたぐちゃぐちゃの感情から、『理性』のリミッターが外れて、恐ろしい程の『よくわからないエネルギー』がわき上がってくる、という状態になることが多いです。
ちなみに、この『よくわからないエネルギー』が非常にやっかいなのです。
このエネルギーにより、家を破壊する、人間関係に亀裂、ぐらいなら、まあ良いんですよ。
困るけど、本当に困るけどまあ良いんですよ。
じゃあ、なんでこのエネルギーが非常にやっかいかというと、やってはいけない危険な行動に走ってしまいかねないからです。
具体的にいうと『よくわからないエネルギー』によって、どこか高いところから飛び降りたり、自分に刃物を向けてしまったり、あるいは他人に多大な危害を加えかねないんですよね。
テレビでよくある「ついカッとなってしまって……」という動機と完全に一致します。
やっかいでしょ、このエネルギー。
だからADHDが危険視されてしまうんでしょうね………
まぁ、もちろん仕方ないと思いますよ、危険視されて当たり前。
だって思考がおかしくなっていて、何をしでかすか分からないんですから。
自分だって怖いですし。他人ならなおさら私を恐ろしく思うでしょうね。
4.怒りのそらし方
私がやっていることは簡単です。
イヤホンをして、自分の好きな音楽を大音量で聴いて、何かしら作業を行う。
以上。
簡単でしょ??
なんだそんなことか、と。
でもこれが効果すごいんですよ。
なぜなら音楽を大音量で聞くと怒りの感情や、その他のこまごました感情が一切なくなり、その音楽に集中するか、目の前のことにしか意識を集中出来なくなるからです。
要する、音楽が怒りや悲しみと言った『感情』を脳が感じるのを阻害するのです。
具体的には、『感情』がわき上がってくるときに、聴覚に訴えかけてくる『音』に意識がとらわれてしまい、『感情』に意識が向けられなくなり、『感情』がわき上がることが出来ないんですよね。
多分これは『感情』という形のない抽象的なものより、『音』という聴覚を通じて直接肉体的に訴えかけてくるものに対しての方が、意識がとらわれやすいから起きるのだと思います。
そして、目の前のことにしか集中出来なくなるというのは、音楽を聴いているだけで自分の思考力の大半がその音楽にとらわれてしまうから、脳のメモリー的に目の前のことにしか集中出来なくなるんですよ。
つまり普通ならどんどん色んな事に目移りしてしまうのに、音楽を大音量で聴くだけで、目の前の事にしか集中出来なくなるんですよね。
ということでこれを利用し、音楽を聴きながらどんなことでもいい、作業をするのです。
皿洗いでも、洗濯物干しでも、掃除でも、パソコンタイピング練習でもなんだっていい、とにかく体を動かし続けるのです。
このようにすることで、音楽によって脳の思考力の約8割をシャットアウトさせ、さらに単純作業を高速で行い続けることで、脳が『感情』を感じてしまう余地をなくすのです。
私の場合、この方法で大体3-4時間位でイライラがなくなりはしないものの、かなり収まってくれます。
5.あまりに怒りの程度が大きいとき
私は今回、そこまで怒りの程度が達していないため、こうやって文章を書いています。
でも、本格的に頭が感情でおかしくなってしまったときは、こんなこと、やってられません。
私は本当に感情で頭がおかしくなったときは、とにかく這いつくばってでもウォークマンを取り出して、とにかく大音量で音楽を流し、じっとしています。
なぜなら、こうやってその状態でないときに書くと『頭のおかしいヤツ』ですが、怒りの境地が一定を超えると、少し身動きを取るだけで『危ない行動』に走りかけてしまうんですよ。
なので、限られた理性で体を動かないように意識して硬直させています。
だって指一本動かしただけで、一気に『危ない行動』への衝動が暴発しかねないのですから。
まさに自分が爆弾になってしまった感じです。
ちょっと触るだけで爆発する爆弾。
なので、音楽を聴いて出来るだけ『感情』を抑えて、自分を一切刺激しないようにじっとすることしか出来ないのです。
正直、このときの私は頭のねじが吹っ飛んでて、本当にクレイジーで狂ってしまっています。
瞳孔といい、呼吸数といい、拍動といい。全て異常な状態。
怒りが爆発しているときもそうですが、徐々に頭が据わってきて妙に冷静なってくると、もう過大表現じゃなくて、本当にとにかく危険。
そのときの自分って怖いものもないし、理性もほとんど無くなっているので何をやらかすか分からないんですよ……。
だから、あまりに怒りの程度が大きいときの対処法は音楽を大音量で流してじっとするしかありません。
あと、物騒ですが刃物とか窓の近くとか、危なそうな所からは離れて、安全な心理状態で歩けるようになるまで耐えるしかないですね…………。
6.最後に
私がイライラしているときの状態とその対処法を書いてきました。
この文章の最初にイライラして爆発しそうだ書いていましたが、ノリが良くて、音がうるさめの曲を聴きながらこの文章を書いているうちに、最初の怒りの40%位の怒りに収まってきました。
もしかしたら、私は聴覚から受ける感覚が特に強いという特徴をもつからこの方法で上手くいくのかもしれません。
私の方法で万人に効果があればいいな、と思うけれど、上手くいかない方もいると思います。
でも、私の方法が少しでも多くの方の役に立てばと思いますし、ADHDでこんな人がいるんだーと理解していただけると嬉しいです。