1.はじめに
以前書いた内容↓の続き。
前の内容だと、「自分がいないうちに部屋が少しでも変化していること」がどうしてストレスになるか、わかりにくいと思ったので、もう少し詳しく書いていこうと思います。
あと、再度書きますが、全ての内容について「私の場合」でしかないので、「勝手に部屋を掃除されたら困る」人、全員が私みたいな理由で嫌がっている訳ではないです。
ただ、私と同じような人も過去出会ってきた人の中でいたので、同じようなタイプの方と一緒に暮らしている家族とかに「こういう考え方で嫌がっているんだなぁって」伝われば良いなって思って書いています。
私が実家で暮らしていたときは、親に上手く嫌な理由をきちんと説明することができなかったので。
私は学校でいじめられているとき、親に「私、いじめられているの」なんてとても言えなかったのですが、それと同じような心理で言えませんでしたからね。
少しでも参考になれば幸いです!
2.安心できる場所
まず、なぜ、私が「自分のいないうちに部屋が少しでも変化していると嫌なのか」というと、タイトル通り、私にとって自分の部屋というのは、
「唯一、自分が安心できる空間」
だからです。
私は自分が周りと同じようにできないのが悪いとはいえ、学校では上手くなじめませんし、家庭でも上手くなじめない時間がほとんど。
具体的に書くと、学校ではいじめられるか、存在自体無視という無関心にあいます。
仲の良い友達と学校生活を楽しめた時期もありましたが、私は今まで送ってきた学校生活の過半数の時間が嫌がらせをうけるか、悪気無い無視をされるかが占め、「自分」という存在を否定される学校生活を過ごしてきました。
一方で家庭ではどうかというと、楽しく過ごせることも多いですが、親も人間ですから、私のする行動に対し「変だ」「普通じゃない」などと思わず言ったり、私のことを「だらしない」「なまけもの」と言ったりするわけです。
さらに、些細なことでも私はすぐにかっとなってしまうので、毎日親と喧嘩。
中二病っぽいですが、私にとって家族のいる場所含め、人間がいるところ全てが疲れる場所でした。
本当にどこにもなじめる居場所がなくて、辛かった。
現在だって、家族と完全になじんでいるかといわれれば、一人だけ浮いている気がします。
とにかく疎外感半端ない。
そんななか、たった一つ、自分の部屋だけは、家のダイニングにように頻繁に人が出入りせず、しかも一人で眠ることのできる、心のシェルターでした。
ですから、他人が私の部屋に掃除機をもってふみいり、物を移動させるという行動は、まるで大きな怪獣がギャアギャアと大声で吠えながら、大切な避難所を滅茶苦茶に破壊しているような状況なんですよね。
そして自分にとっては滅茶苦茶に部屋が荒らされたのに、その破壊した怪獣は誇らしげに「部屋を綺麗にしたから、気持ちよく過ごせるでしょ??」というわけです。
自分の唯一のよりどころをニコニコされながら、善意で壊されていく。
最悪です。
あるいは、掃除をしなくとも。
ただ、物を動かしただけ。
それだけでも、私にとっては、自分がホッとできる唯一の場所を乱されたように感じ、強いストレスを感じます。
もちろん、「自分の部屋」といっても、親のお金で買った、親の財産、所有物であることは理解しています。
しかしそれを踏まえた上でも、自分が寝たり起きたり、生活している、自分にとって唯一の安心できる空間が、見ず知らずの侵入者によって荒らされてしまった、という感覚がとても強かったです。
3.最後に
最後に。
勝手に掃除しては駄目、掃除機も駄目。
なら、いったいどうやって掃除をしたら良いのか、という話ですが、答えは非常に簡単。
掃除機を使わず、自分の部屋の掃除は本人の手で本人のペースで、時にはこっそりではなく、「一緒に」掃除をすればいいのです。
それしか解決法は思いつきません。
勝手に部屋に入らず、過度に干渉しないのが一番ありがたい。
ちなみに今は一人暮らしなので、居心地良く過ごしています。
だって誰にも物を移動させられたりしないし、自分のペースで自分の好きな掃除用具で掃除できるし、勝手に窓を開けられることもない。
それに嫌いな香りで本当に嫌だった柔軟剤からも解放され、まさに今は桃源郷!
掃除方法は乾いたシートでお掃除ワイパー⇒ウェットシートでお掃除ワイパー⇒もう一度ウェットシートでお掃除ワイパーという感じで、全てをお掃除ワイパーで完結させています。
超静音。
快適です。
あと、ここまでの内容だと、親をすごく批判している感じですが、決してそういうつもりはありません。
私が母の立場だったら、「全く娘の感覚が理解できないけれど、私にできることとして、部屋の掃除くらいしてやらないと!!」ってやっぱなると思うし。
それに、親が強行突破で掃除してくれたおかげで、「どのような部屋が汚くて、どのような部屋を綺麗というのか」といった、根幹的な部分の感覚が培われたことに感謝していますし、どんな形であれ私を大切にしてくれてありがとうって思います。
ということで、長くなりましたが、色々書いてきました。
掃除をなぜ勝手にされたら嫌かについて、こんな人もいるんだなぁ~って、分かってもらえたらとっても嬉しいです。
ではここまで、ありがとうございました!
4.《補足》
今まで私視点の話を書いてきたため、このままだとやはり両親が悪者になっている感じがありますし、私がいないうちに、こっそり母が掃除していた理由が分からないので、補足。
私は小さい頃からちょっとしたアレルギー体質で、成長の過程でアトピー、食物アレルギーについては治りましたが、軽度のアレルギー体質であることはずっと変わっていません。
アナフィラキシーショックを起こすことはないですが、部屋が汚いと、相変わらず喘鳴がでたり、目がかゆくなったりするんですよね。
で、当時通っていた学校もほこりっぽかったことから、症状がでていました。
そしてある時期、母は忙しかったため部屋の奥まった箇所の掃除をちょっと適当にしたらしくて、私が家でも喘鳴が出るようになりました。
結果、私は一切責めてないんですが、母は「自分が手を抜いたせいで」と自分自身を責め、母は私が自宅でもアレルギー症状がでないよう、とても気をつけるようになったんですよね。
そして、いつのまにやら、部屋を綺麗に保ち、衛生的で居心地が良く過ごせる空間を掃除によって作りだすことに、母は使命感を持つようになりました。
ここで、私は自分の部屋では物を散らかしてしまうことが多く、実家で暮らしていた当時は学校生活で色々あったせいで、窓を開けられなくなってしまい、カーテンさえ開けない生活を送っていました。
また、掃除をしろ、片付けろ、窓を開けろと親に言われても、自分にとって部屋は綺麗で、まぁまぁ片付いているし、窓は絶対開けたくないということで、従いませんでした。
それに、喘鳴だってハウスダストが原因なら呼吸困難になるほど苦しくならないので、別に掃除する必要性も感じなかったんですよね。
でも、母は先ほど書いたとおり、このままだとまたアレルギーの症状が出てしまう、母親として子どもが嫌がろうときちんと掃除してやらなければ、と使命感に燃えているので、こっそり掃除をしていたという感じです。
私は掃除しろと言われても掃除したくない&窓開けたくない。
母は掃除しろと言っても娘は聞いてくれない&このままだと娘がまたアレルギーが出る。
私も母も頑固で互いに譲り合わないので、どんなに怒っても、泣いても無駄。
母はこっそり掃除する習慣を断固譲りませんでした。
結局、掃除からのストレスから逃れる方法は、一人暮らししかなかったんですよね~。
ということで、補足は以上!!
ここまで読んでくださり、ありがとうございました~!!