ADHDとイライラ(学校編)

ADHDとイライラ(学校編)

ADHDとイライラ第2弾学校編です。家庭のイライラと内容がかぶる部分もありますが、結局ADHDでつまづくところは、基本的に家庭でも学校でも同じだということです。

1.学校でのイライラ

学校でもイライラ

学校でよくあるイライラ。

例えば……

いつも宿題、提出物を忘れて遅刻ばっかりしている子。

一緒に話していても、基本的に自分の話ばかりする子。話すのをやめたくても、やめさせてくれない子。

ダンスの振り付けの理解が遅くて、いちいち聞き直してくる子。

集団行動が出来ない子。

一言で言います。

困った子!!

そこで、家庭、学校、周りの方ができる対策、考えてみました。

 2.学校生活のイライラ対策

①いつも宿題を忘れて遅刻ばっかりしている子。

学校のイライラ

宿題、提出物忘れはこれも前の記事の「家庭でのイライラ(子ども編)」を参考に、宿題または提出物専用ファイルをそれぞれ作り、帰宅後に毎回確認するように指示する。

また、遅刻予防は10分前を定時だと思って行動するように指導する。

10分前以降に学校つく時間に家を出発する場合、または10分前以降に学校に到着した場合、「今回はちょっと遅かったね!!」と軽い感じでいう。

 宿題、提出物忘れ対策については私自身でもう実証済みなので、その子の性格に合えば問題は解決すると思います。

ただ、遅刻対策については不十分かもしれません。

私自身、まだ遅刻の対策法が見つかっておらず、試行錯誤中です。

上の対策は以前試していた方法で、学校行く時間の10分前を定時だと考えて行動するようにしていました。

しかし、どうやらこれは私には合わなかったようで、少し遅刻は減るものの、完全には改善しなかったかので、今はまた別の方法を試しています。

今試している方法は極端ですが、学校が始まる時間の一時間~30分前に学校に到着するという方法です。

そして、学校が始まるまではベンチで勉強や読書をするというものです。

もうしばらくして、この方法が効果的かどうか分かり次第、また記事に書こうと思います!!

②一緒に話していても、基本的に自分の話ばかりする子。話すのをやめたくても、やめさせてくれない子。

ADHDイライラ

はっきり素直に、「私の話も聞いて」という。

相手が話していても「ところでさ、」で割り込む。

「ごめんまた後で」と話を終わらせる。

とりあえず全て「うん」「なるほど」などという言葉で肯定して、話の区切りで「じゃあまた今度」といって自然に離れる。

この問題の対策は難しいと思います。

ADHDの本人が問題意識を持って取り組まないと解決しようもないからです。

しかし、この問題に対する対応のしかたで、少しはイライラを軽減することが出来ると思います。

それは、もうつきあいきれない、と思ったら少し心苦しいですが話を遮るという方法です。

というのも、ADHDの人が話す長話はしょうもない無意味な会話が多くあります。

よって、ADHDの会話は時と場合によるとはいえ、いつ話を切り上げようとかまわない話題のことが多いのです。

だから、疲れたな、イライラするなと思えば、素直に話すのをやめば良いと思います。

初めはADHDの人も機嫌が悪くなるかもしれませんが、時間がたてば機嫌も治りますし、会話中に割り込まれるとどのくらい気分が悪いかを身をもって体験するので、会話中の割り込みも減るかもしれません。

ダンスの振り付けの理解が遅くて、いちいち聞き直してくる子。

ADHDイライラ

一対一で丁寧に教えてあげる。

ダンスの振り付けは向かい合って教えると動きが逆になって混乱するので、横並びで教えてあげる。

できることなら、ダンスの振り付けを紙面に印刷してあげる。

私は基本的に要領が悪く、理解が遅いです。

したがって、みんなと一緒にダンスの練習をしていても、みんなと同じようなペースではついていけません。

よって、ダンスの振り付け暗記では、若干面倒くさそうに反応されながらも、個別に何度も同級生に聞きに行かなくてはなりませんでした。

ダンスの振り付けを覚えるには相手を見てかつ自分も同じように体を動かさなくてはなりません。

このようなすぐその場で理解することは、私にとって難しいので、今から考えると事前に紙に書いてもらえれば良かったなと思います。

例えば『〇〇分〇秒で手を大きく振り上げる(図有り)』のような解説書があれば、何度も見直しが出来ますし、みんなより学校外で時間をかけて取り組むことでき、きちんと理解出来たのではないかと思います。

もちろん、そんなことを全体ですれば印刷代もかさみますから、現実的には学校にお願いして個別に対応していただくか、ADHDの本人がメモをとって、後からも練習できるように対処するしかないと思います。

また、もしかしたら、これはADHDの症状ではないかもしれません。

しかし、私はこのダンスの振り付けの理解でとてもつまずき、苦労したので、同じような方の参考になればと思います。

④集団行動出来ない子

ADHDイライラ

ADHDの子は集団行動を乱してしまうことが多くあります。

みんながグループワークで話し合いをしていても、違う話をしだすこともあれば、みんなが集合しているのに、自分には興味ないと少し離れた場所にいることもあります。

これの解決法なのですが……

私は集団行動、

諦めました。

解決法、分かりません。

もはや、解決しなくても良いんじゃないかとも思います。

以前は私は集団行動できず、空気が読めない自分が嫌で仕方なかったのですが、今までいくらどうやっても周りと合わせられないし、ただ疲れてストレスが溜まるだったので、今は諦めています。

例えば、グループワークでは、自分がリーダーなら、周りの人たちが私に合わせていろいろ助言してくれて上手くいくことがあるので大丈夫です。

しかし、逆の立場になるともうやってられません。

ADHD全般には言えないと思いますが、私は自分のやりたいプロジェクトをするときの合い言葉は

AS SOON AS 

POSSIBLE!!

のんびりなんてやってられません!!

リーダーが自分ではないときはリーダーの指示に従って動くものの、指示のペースがおそいとじれったくてフラストレーションが溜まってイライラしてきてしまいます。

でも、私がリーダーになっても、私のぶっ飛んだ発言や進行ペースについてこれるような人も少数派。

そして裏では『あのリーダーうぜぇ』って言われていることでしょう。

そういう人間関係、はっきり言って嫌になりました。

だから、最近は集団行動は諦めて、自分の気の合う人と気の合うことをして、集団行動必要なときは最低限やる。

別になじまなくていいや、で生きています。

確かに集団行動は大事ですが、その集団行動のせいで、だらだらとプロジェクトを進めたり、どうでもいい話につきあうのは時間の無駄だし、非生産的。

自分と合う、生産的活動が出来る人とはつきあって集団行動をするけれど、それ以外の人と集団行動するのは疲れるだけ。

そう、今では思っています。

3.最後に

ADHDとイライラ

学校生活は集団行動が多いのでADHDはかなり浮いてしまうかもしれません。

でも、無理に合わせる必要はないと思います。

私はADHDだけが原因ではないとはいえ、半年くらい不登校だったことがあるので思うのですが、周りに合わせようだなんて、多分根本から違うので無理です。

疲れて自己嫌悪に陥って自分をすり減らすだけ。

それに、集団行動が出来ない原因である、突拍子のないことを言い出したり、行動的すぎるところは直すべき所でもないし、大切にすべき所なのではないかと思います。

その行動力のおかげで1人で事業を立ち上げ普通の人には思いつけない新奇性から大成功することだってあるだろうし、その突拍子のないユーモアさが周りに刺激を与えて新たなアイデアが生まれることだってあるし、慎重な人をメンバーとしてグループ活動すれば最速で精度が良いものが出来ることだってあるはず。

無理に直さず、個性を発揮できる場所を探した方が良いのではないかと思います。

その方が自分にとってもストレスがないし、社会にとってもプラスなのではないでしょうか。

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