そろばん教室に通った思い出

そろばん教室に通った思い出

1.はじめに

そろばん教室に通うとADHDの症状が緩和するという噂があり、子どもをそろばん教室に通わせることがちょっと流行っている?ようです。

かくいう私も、親に昔そろばん教室に連れて行かれ、そろばんを習っていました。

なので、ADHDの私とそろばんの思い出についてちょっと書いてみようと思います。

そろばん教室に通った人の一例として、子どもを通わせるか迷っている方の参考になると幸いです!!

2.そろばん教室に通い始める

そろばんを始めたのは小学校低学年の春でした。

親に「そろばん教室通ってみない?」と軽く尋ねられたのがきっかけです。

『そろばんをパチパチして計算するのはかっこいい!!それに楽しそうだし、頭が良くなりそう!!』

そう思って、二つ返事でそろばん教室に通うことになりました。

私の通っていたそろばん教室は先生1人に対して10人ほどの生徒が居て、先生が1つ1つ解説して下さりながら一緒に問題を解いていく、というスタイル。

毎週授業があって、毎回計算問題が書かれたプリントが配布されました。

最初は1+1とか、1+6とか簡単な計算。

すぐにやり方を覚えて計算できるようになりました。

そろばん教室の上級生とも仲良くなり、教室に通うのが楽しかったです。

そんな感じで1ヶ月くらいは、特に大変さや苦痛を感じることなく、普通に教室に通いました。

3.問題発生

問題はそろばんを初めて1ヶ月くらいで起き始めました。

まず紙に書いてある計算問題を初めは嬉嬉としてやっていたけど、次第に飽きてきてどうでも良くなる。

先生は一通りのことを教えると小テストみたいな感じで、自力で解く問題を提示するのですが、全く興味が無いからやる気がおきない。

先生の見回りがないとボーッとするようになりまして、そうこうしているうちに授業についていけなくなりました。

さらに、以前教えて下さったこともどんどん忘れていき、どうやってそろばんをはじけば良いのか全く分からなくなりました。

そんな状態なのに、私は先生に「わからない」と聞くことが出来なかったことで、状況が悪化。

「自分は頭が良いはずだ!!」「皆出来ていることを聞くなんて恥ずかしい!!」というよくわからない妙なプライドが邪魔したんですよね。

また、10人ほどに対して先生は一人なので、自力で問題を解いているときは、教室がしーんとしてそろばんのはじく音しか聞こえないから、質問するタイミングも分かりませんでした。

さらに、読み上げ算が始まり、先生が読み上げた数字をそろばんで計算していくという授業が始まりました。

「〇〇なり~、〇〇なり~・・・・・・」

最初の数字を打ち込んだら、もうすでに2個目の数字を言っていて、全くついて行けない。

耳で言われた数字を覚えながら手を動かして、手を動かしながら次の数字に耳を集中させる。

そんな器用なことは出来ませんでした。

でも周りは出来るんですよね。

こんな感じでどんどん授業についていけなくなり、教室に行きたくなくなってきました。

仲良かった上級生ともギクシャクしちゃって、結局2ヶ月ぐらいで行くのを辞めてしまいました・・・・・・。

4.おわりに

以上、私がそろばんを習い事にしたときの話を書いてきました。

そろばんってなかなか私には難しく、続けることが出来ませんでした。

あとおそらく、今から同じ環境でそろばんを始めたとしても、同様の結果になるでしょうね。

私がそろばんを続けられない原因は

先生の話を毎回ちゃんと集中して聞いていない

そろばんに興味が持てず、すぐに飽きてしまう

この2つです。

だから、もしそろばんを初めて習うのなら、マンツーマンや少人数のほうが質問がしやすくていいんじゃないかな、と思います。

『そろばんに飽きるか、ハマるか』に関しては個人差としか言いようがないので、なんとも言えない・・・・・・。

あと、そろばん教室に通うとADHDの症状がいくらか緩和すると噂されているようですが、これもきっと人によりけりじゃないでしょうか。

私には何の意味も無かったけれど、きっと緩和した人もいたんでしょうね。

そろばんが合うかあわないかは人次第ですから、もし、今そろばんを始めるか迷っている方が居たら取り合えず数ヶ月、とりあえず始めて様子をみてみたら良いと思います。

あわなければすぐに辞めたら良いだけの話ですし。

やってみないと分からないですもんね。

もし、そろばんと相性が良かったら、ADHDの症状もいくらか緩和するかもしれないし、例え何も変わらないように見えても、「得意なこと」を見つけることで自信に繋がり、きっとどこかで活かされると思います。

でも中にはきっと、そろばんが私みたいにあわない人もいるでしょう。

あわないのに無理にやせ我慢して教室に通い続け、ストレスで爆発しそうになったり、鬱になったり、しんどくなったりなど、とにかく心身の体調を崩さないようにして欲しいなと思います。

ということで、この辺で失礼します。

ありがとうございました!!

ADHDブログカテゴリの最新記事