子どもの頃言われて、こういうことは言わないで欲しいなぁって思ったこと、まとめました。
1.はじめに
皆さんは小さい頃言われて親に言われて嫌だった言葉ってありませんか?
私は、ちょこちょこ親に言われて傷ついた言葉があって、ちょっとそれについて書いていこうと思います。
もちろん、両親だって言いたくて言っているわけじゃないし、思わず口に出してしまったんだと思いますが、『もうちょっと気を遣って欲しかったな・・・・・・』っていう言葉、まとめました。
2.言われて傷ついた言葉
①人との比較
私は子どもの時、私よりもずっと何でも出来る兄弟とよく比較されてきました。
また、私は成績もあまり良くなかったこともあり、3年も下の下級生と比較されることもありました。
例えば、
「誰々の方が字か綺麗ですごい。それに比べて〇〇(私)は・・・・・・」
「何回言っても〇〇(私)って何々が出来ないのね・・・・・・誰々を見習いなさい。」
「なんでこんな単純なことが出来ないの?兄弟なのにどうしてこんなに違うんだか!!」
いつだって「私の方が誰かより劣っている」という言い方をされて、すごく情けなかったし、嫌な気持ちになりました。
他人と比べたら『何か』がすぐ出来るようになる、というわけでもないのに、どうして比較するんでしょうね。本人だけに注目したら良いのに、なんで比較するんだろう。
そんなこと言い方され続けたら、自己評価がどんどん下がってしまい、自己嫌悪に陥っていくだけなのに。
私は子どもの頃は、「私はみんなより出来ない子」ということを自虐的ネタにして家族を笑わせたり、何か上手くいったときには「私にしては頑張ったでしょ?」というように必ず予防線を張って言うようにしてきました。(そうじゃないとまた、「誰々の方がもっと出来る!!そんなの当たり前!!」って言われるから。)
家庭内では努めて前向きに明るく振る舞っていたけれど、心の底では「自分は出来損ないだ」という思いがぐるぐる渦巻いていて、辛かったですね。
まるで家族みんなは優等生で私だけ落ちこぼれ。
私は家族の汚点、失敗作みたいな物だと本気で思っていました。いつだって家族内で仲間はずれだと感じていたし、生まれてきて家族を不幸にしてしまったって思っていました。
今では彼氏に救われて、ずいぶん自己評価がマシになって、自分に自信が持てるようになって、めでたしめでたし、ですが。
ちゃんと親と話し合って、誤解?も溶けましたしね。
でも、昔は相当、色々言われて、一時期自己卑下する毎日で辛かったから、出来れば他人と比較するのは辞めた方が良いんじゃないかと。
だって、毎日毎日、何か失敗する度に「人より劣っている」ということを言われ続けたら、もうなんか自分の存在価値が分からなくなってくる。
まあ、一部の人は逆に「負けないぞ!!」とやる気になる人もいると思うので人によりけりだとは思うのですが。
②人格の完全否定
これはストレートに傷つきます。
もちろん私の親も言いたくて言った言葉じゃないと分かっているし、あまりに私が無茶苦茶で言うことを聞かなかったから、思わず言ってしまったんでしょうが、傷つく。
例えば、
「おまえみたいな子はうちの子じゃない」
「これ以上わがまま言うと施設に預けるよ」
「なんでそんなことも出来ないの?」
「馬鹿じゃない?アホじゃない?」
「当たり前のことがなんで当たり前に出来ないの!!」
親の気持ちは痛いほど分かるし、確かに自分は馬鹿な行動が多いことも分かっているのですが、いくらなんでもそんなストレートにきついことを言わないで欲しいです。
特に「施設に預けるよ!!」という脅しは、本当に怖かった。1度だけだったけれど。
あまりに衝撃的でそのときの状況や親の立っていた場所まで今でも完全に覚えています。
言われてから7年くらい経って、なんであんなこと言ったのか?どこに入れるつもりだったの?と意を決して聞いたところ、冗談だったらしく、両親は大笑い・・・・・・
って笑い事じゃないし、これ。
全く笑えない、ちっとも面白くない、完全トラウマ化しているのに笑い飛ばすってどういうことよ!?!?悪気がないのはわかるけれども!!!!
親の怒りににまかせて放った一言でいともたやすく子どもの心って傷つきます。しかもずっと忘れず心に残り続けます。
今は両親ととても仲良しで、
「母さんにとって見えている世界と私が見ている世界はきっと違うから、母さんにとっての『当たり前』は私にとって違うし、逆もあり得るんだよ」
「私は馬鹿じゃないし、アホでもない。そんな言い方されたら悲しいから辞めて欲しいな」
とちゃんと言えるようなったけれど、昔は何も言い返せず、鵜呑みにして傷ついていた。
だから、気を付けて欲しいなって思います。
③一切否定せずとり合えず肯定 ※あるいはオウム返し
これは私の性格上、一番イライラします。
もうイライラというか、不快感しかないです。
例えば、
「うんうん、分かる~」
「大変だもんね~」
そしてやたら多いオウム返し。
これをエンドレスに繰り返す。
何ですかね、カウンセラーに多い一切相手を否定しない話し方。
傾聴って言うらしいですが、もうイライラMAXですよ。ストレスしかたまらない。
否定も肯定もせず、相手の言葉をオウム返し・・・・・・自分が誰にしゃべってるのか分からなくなってきます。
機械人形にしゃべっているのとほぼ変わらないしって思います。
何より、一番の理解者であって欲しい両親が「うんうん」と気味のわるい微笑で何も分かってないくせに分かった風に頷いていることが手に取るように伝わりイラァッってします。
分からないなら、聞いて欲しい。
「どうしてそう思うの?」とかって聞いて欲しい。
ちゃんと向き合ってくれないことに悲しみも感じます。
一時期、親が急にそんな話し方をし出したので、多分どこかでそういう風にした方がいいって言われたのかなって思いますが、私には逆効果でした。
気味が悪いしイライラするし、喧嘩売られているように感じるからすぐに辞めてもらいました。
けど、カウンセラーで多く使われる話し方だから、その方が良いって人もいるんだろうなぁ。
私は絶対無理だけど。
3.終わりに
もう少しあるのですが、長くなるのでいったんここで区切ります。
●続き⇒ADHDとNGワード(その2)https://adhd-check.com/adhd-blog-41/
こうやって言われて嫌だったことを書いていると、両親がまるで悪者みたいな感じになってしまっていますが、私がそもそも結構すごかったというか、どぎつかったんですよね。
私は型破りに活発というか、もうはちゃめちゃなタイプだったので、相当親は振り回されていましたし、頼れる人も助けてくれる人もいなくて本当に苦労の連続だったと思うんですよ。
普段から何から何までみんな「普通」にやっていることが出来なくて、常に手がかかる子どもでしたし、喧嘩になると、もう私が暴れ回るわ、頭に血が上って暴言吐くわで、手に負えない状況でしたし。
だから、両親が昔私に言ってきたことについて、一切恨んでいないし、むしろ、ここまで見捨てず、ずっと寄り添って育ててくれてありがとうという気持ちでいっぱいです。
ただ、私が昔、親に言われて嫌だったこと、傷ついたことをこうやってまとめることで、一人でも多くの人の参考になれば、同じようなことで傷つく人が減ればと思って書いています。
ではこの辺で。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。