ADHDとレポートを書く苦労

ADHDとレポートを書く苦労

大学生になるとレポートを書く機会が多い。

しかも提出を忘れると単位を落とし、留年に繋がるという。

ああおそろしや。

ところでレポートといえば、提出期限を守ることはもちろん大事ですが、文章を書くのも大変。

ADHDの人は「話が飛ぶ」といわれますが、私は文書を書いている時だってとびとび。

ということでレポートを書く、ということにおいて私が良くぶつかるトラブルを書いてみました。

1.はじめに      

私は小さい頃から文章を書くのは好きです。

しかし、たいてい、途中から斜め上方向の文章になるというか、最初書いていた内容からどんどん離れて話がずれたり、飛躍してしまったりすることが多いので、よく「何が言いたいのかよくわからない」といわれてしまいます。

そんな私が大学に入ると「レポート」というものを課されるようになったのですが、どうにもこれが上手くいかない。

文章がとにかく変な方向に向かって収拾がつかなくなるんですよね。

2.レポートについて

私は理系の学科に通う大学生です。

理系でも特に私の学科は、毎日実験を多くするような学科のため、毎週末にはその週のレポートを書き、提出しなくてはなりません。

大学の実験レポートって

1.実験目的

2.実験手順

3.実験結果

4.考察

主にこの4つから成り立つんですよ。

レポートを書くのは大変といいましたが、実験手順と結果は簡単。

なぜならその2つの項目は、機械的に自分の感情や考えを挟まず、淡々と書くだけで良いからです

問題は実験目的と考察の部分。

レポートで何より大切な根幹は実験目的と考察の部分であり、レポートを作成には首尾一貫して、実験目的をスタートラインとして実験結果を整理し、目的に沿った考察を書くということが求められます。

ここで最初書いた文に戻りますが、私はたいてい、途中から斜め上方向の文章になるというか、最初書いていた内容からどんどん離れて話がずれたり、飛躍してしまったりすることが多いんですよ。

つまり、どういうことかって、考察を書くうちにどんどん実験目的からかけ離れていって斜め上の内容をまとめたレポートになってしまうんですよね。

私は何というか、一貫してある物事について考えるのが苦手なところがあります。

最初追い求めていた目標があっても、もっと面白そうなものが見つかればすぐにそちらへ気がとらわれてしまうんですよね。

なので、レポートでは実験目的に沿って書かなくてはいけないことは頭では分かっているのですが、なんか気づけば毎回目的から外れていて、さらにその外れた自分のより興味のある内容にハマってしまい、斜め上の内容に没頭してしまうんですよね。

また、興味を持ったものに対しては自分が納得できるまで最後までしつこく追い求めるところがあります。

したがってレポートの考察を書くときには、自分の気になる事柄について、あれも知りたいこれも知りたいと過去に発表された文献を読みあさり、かつその気になる内容もコロコロ変わるので話があっちこっちにそれてしまいがち。

最終的には枚数は10ページ以上にわたるが、何の一貫性もない、斜め上の内容が書かれた訳の分からないレポートができあがってしまうのです。

だから毎回、レポートを書くたび大幅に修正しなくてはいけなくて、もうこれが大変で、大変で。

だって実験レポートって理路整然と1つのテーマについて議論しなくてはならないけれど、もう私の場合テーマがあっちこっちにそれているから収集のしようがないんですよ。

3.最後に

ちなみにこれは、レポートだけではなくどんな文章を書いているときも同じ。だから、こうやって書いているこのサイトの文も同じです。

文章を書いているとだんだん話がずれてきて、一つ文章を書くと2つ以上のトピックをまぜこぜに書いてしまったり、一つの文を書いていても途中で違うことが書きたくなってどんどん途中放棄した文がたまっていたり。なので、最後にごそっと数行一気に削除、こっちの文を上に差し込んで接続詞を変え、あそこの文とつなげて………と何から何まで変えなくてはいけなくてはいけません。

ものすごーく効率が悪い。ひたすらに効率が悪い。

話がすぐそれるから、文が長くなり、書くのに時間がかかる。さらにその文を読み直して関係がない部分を大幅削除し、起承転結が分かりやすいようにするのも時間がかかる。

書いているうちに色んなことが頭に浮かんで考えがまとまらないから、だらだらと文章が長引いてしまうんですよね………。

起承転結、話ずれずに理路整然とした文章を書く方法、未だ模索中。

たくさんレポートや文章を書く経験値を増やしていって、少しずつきちんとした文章が書けるようにしていきたいです……。

~結論~

ADHDの人がよくいわれる「話が飛ぶ」というのは会話だけではない。

人によっては、文書を書いている時だってとびとびかもしれない

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