ADHDといじめ

ADHDといじめ

急にいじめられていたことを思い出したので書いてみました。

もし、今いじめられている人がいたらと思って。

そんな人に向けてかきました。

1.はじめに

私は小さい頃から多分、周りからみるとおかしな子でした。

よく唐突に関係ないことを口走るし、ころころ気分も変わるし、遅刻を何回しても懲りないし。

で、そういうことは小中学校のいじめ、不登校に繋がりました。

きっと他の人は私が『普通』じゃなかったからいじめたんだと思います。

でも自分にとってはその『普通の人にとっての普通』が『普通』じゃなかったんですよね。

学校に100匹羊がいるとしたら、99匹が白色、自分一人だけ黒色。そんな状態でした。

靴がなくなって電車で上履きのまま帰ったり、意図的に危うく失明させられかけたり、プリントをいちいちぐちゃぐちゃにされたり。女子のいじめって陰湿ですからね。色々ありました。(愚痴ごめんなさい)

なんど変な気を起こしそうになった事か。

2.ADHDといじめ

私はいじめられました。

いつも一人で、昼食も休み時間もなにもかも一人。

そして不登校になりました。

辛かったです。

だって自然にしているつもりなのに、周りの人と距離を置かれるし、クラスメイトにも『お母さんに一緒にいるなと言われたから、もう関わらないで!!』などと直接言われてしまう。

いじめの最初はクラスの数人に避けられる程度ですよね。でもそれが悪化していくと、『あいつはおかしい』とクラスメイトどころか気づけば学年全体からいじめられるという状況に追い込まれてていくんですよ。

クラスメイトならともかく、顔も知らない学校に人にすれ違いざまに『あいつが〇〇ってヤツ??キモっ』とか『マジ汚い』『消えればいいのに』『目障り』、などと容赦なく言われる悪口。

皆先生にははっきりと分からないように上手くいじめますし、先生も本当は知ってるくせにしらん振り。

まぁそりゃ、先生だって面倒ごとに巻き込まれたく無いですし、注意して生徒全員から恨みをかいたくない気持ちも分かるし、まあもういいですが。

とにかく、学校のどこにも居場所がなくなってしまって。

小中学校の時って、一日のほとんどを学校で過ごしているじゃないですか。

その学校でいじめられ、ホントきつかった。

私にとって、今までで一番辛かったのは小中学校、特に中学校。

だから私は絶対に二度と、中学校の校舎にも行きたくないし、見たくもありません。

本当に嫌な思い出しかない。

常に皆で行動する『集団生活』なんてもうたくさん。

もう二度と集団生活やら合宿やらを経験したくない。

だからもし、いま、学校で躓いている人は、今が一番辛いときなのかもしれませんね。

3.あの頃を振りかえって               

自分がどうして周りと違うのかが分からず、真面目にやっていても、いつだってすかたんをしてしまう。

どうして、自分は周りと同じようにできないのか。

あの頃は自分の存在価値に迷い、自分を産んだ親に当たり散らして生まれたことを恨み、暴れ回って、引きこもるわ、ご飯を食べなくなるわ、本当にたくさん迷惑を書けてきました

でも、あれから成長して、大学生になって。

今だって私はよく大切なことを忘れて色んな人に迷惑をかけてしまったり、勉強が上手くいかなくて留年の危機にさらされたりしていますが、なんとか元気にやっています

そしてなにより、大学には行ってやっと自分の理解者を得ることができて、今までの人生の中で一番自分らしく、幸せに生活できています。

だからもし今ADHDで耐えがたい苦痛と絶望の崖っぷちにいる人に伝えたいです。

確かにADHDの個性を恨めしく思い、それで不自由したことは数知れないと思うけれど、とりあえず生きてみたらどう??

学校が嫌なら行かなくていい。

とりあえず何より自分の命を守って欲しい。

命より尊いものはないから。

学校に行かないのは逃げだろうが何だろうが、正当防衛だから悪いことじゃない。

とにかく精一杯生きていたらいつか良いことがあるから。

投げやりになって自分の体や命をなげうってはいけない、と。

世の中広いから、思いがけない場所でいつか自分を受け入れてくれる人が現れたり、自分が本当に楽しいと思える事にであえたりします。

だから、学校で上手くいかなくて将来に失望したり、不安に感じたりしなくて大丈夫。

学校なんて狭いものです。将来大学、また社会に出て行ったらいかに狭いか分かると思います。

強引な言い方をすると、そこでの価値観、評価なんて本当にばかばかしいもの。

だからそこで言われたことに、右往左往して、追い詰められないでください。

私だって義務教育はある意味地獄でしたが、そこさえ過ぎたら何とかなりました。

というか、昔思い描いた将来とは全く違う、信じられないくらい温かくて楽しい将来が待っていました。

だからもし、今学校で辛い人がいたら、想像もできないだろうけれど、きっと将来良いことがあります。

だから、不登校になってもいいから、生きて欲しいです。

小中学校、色々大変なことがありました。

でもあの頃の自分にもし出会えるならこう伝えたいです。

最後までちゃんと命を落とさずに生きてくれてありがとう。

本当に最後まで頑張ってくれてありがとう。      

4.最後に

もしADHDで今いじめられている人がいたら、

『人と違う』

たったそれだけでいじめられているんですよ。

じゃあ、その『人と違う』所を直せばいじめられなくなるから、それを治せばいいか??というとそれは違うんじゃないかな、と思うんです。

だってそれも大切な自分の個性だから。その個性がなくなったら、ある意味、自分じゃなくなるんですよ。

しかもADHDだと治しようがないし。             

もちろん何でもかんでも自分が気にくわないと文句を言う、逃げるはダメで、ある程度は協調性をつけてかなくてはいけませんよ?

でも無理に合わせようとしてしんどくなったり、いじめられたりしたら、すぐに身を引いて、もっと自分を理解してくれる場所を探すなり、作り出した方が良いです。

無理に合わせたところで、どこかでボロが出るなり、体調を崩したり、追い詰められたりしていくだけですから。

学校生活はADHDにとっては厳しい環境ですが、そこさえ乗り越えたら、結構楽しい人生が待っています。

だから、学校生活で今躓いている人、辛いことは重々承知ですが、お願いですから乗り越えて行ってください!!本当に、将来は楽しくなるから!!

感情的になってまとまりのない文になりましたが、この誰かの助けになればと思います。

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